2年ほど前に、

「一人暮らしの家の猫はかわいそう」

という記事を書きました。

ずいぶん昔の記事だけど、今でもそこそこアクセスがあります。

一人暮らしで猫を飼おうと思っている人、飼い始めたばかりの人などが、不安に思って検索して、ここへたどり着いたのだと思われます。

せっかく読んでいただいても、残念ながら不安を消してあげられるような記事にはなっていません。

なぜなら、主も同じ不安の中で書いた記事だからです。

「一人暮らしで猫を飼って、猫にさみしい思いをさせないだろうか」

という不安な気持ちを打ち消すためにがんばる。

がんばっている。

だから責めないで!

応援して!!


今読み返すと、そんな気持ちで書いたんだろうな~と感じます。


evaと2年以上【ふたり暮らし】、つまり一人暮らしで猫を飼ってきて、

「今だからことわかること、今だから言えること」

をアンサー記事のように書いていこうかなと思います。


主は今、evaを飼っていて「一人暮らしの家の猫だからかわいそう」と思うことは、ちょっと図々しいかもしれませんが、
ありません。

「evaはうちの子で幸せよ♡」
「他の誰に飼われるより、幸せな猫生を送っていると思うわ」

と、そこまで図々しくもなれませんが、一人暮らしのせいでevaに「さみしい思い」をさせていると感じることはないです。

他にevaにかまってあげられる家族がいたら、evaも「もっと楽しい」のかな~と思うことはあるけれど、それがないから「さみしい」とも思っていません。

evaにさみしい思いをさせるのは、人数の問題じゃない。
時間と姿勢です。

  • かまってあげられる時間が少ないとき
  • 要望に応えられないとき
  • お留守番の時間がいつもより長くなったとき
  • セカンドハウスに預けて旅行にいくとき

そんなときには「さみしい思い」をさせていると自覚しています。
一緒に暮らしている家族がいれば、自分のせいで開いた穴を他の誰かが埋めてくれるかもしれません。
誰も埋められないかもしれません。
みんながみんな、同じタイミングでかまってあげられないことだってあるでしょう。

だから、人数は関係ないのです。

逆に、ひとりだからこそ、人任せにできず自力でなんとかしようと、なんとか時間を作り出すことができたりするものです。
「誰かがやってくれるでしょ」と全員が思ったら、誰もやらないのですから。

ちょっと極端な話になりすぎたかもしれませんね。

猫の要求に100%応えることは、誰しも不可能でしょう。

人ひとりが猫の要求に応えられる限界が・・・たとえば70%だと仮定して、
ひとりではどんなにがんばっても70%を超えることはないけれど、
70%の家族が4人いたとしたら、240%!

すなわち、猫の要求に100%応えることができるということになります。

70%より100%のほうが猫も幸せでしょう。

しかし、70%だからといって「かわいそう」ではない。

主はそう思うのです。


猫はよく寝ます。
猫は群れを作りません。
ともだちと遊んだり、親子兄弟姉妹と暮らしたりする猫もいるし、ノラでは上下関係(ボス)も存在しますが、群れなければ生きられない生き物ではありません。

猫は一匹でも生きていける←と言いたいのではありません。

きっと猫はひとりになる時間をけっこういっぱい必要としているんじゃないか、と想像しているのです。

人間が猫の要求に100%応える必要性も、240%応える必要性もないんじゃないかと。


今のevaは、主以外に懐かない、極度の人見知り(人嫌い)に育ってしまいました。
だからそう思うのかもしれません。

人が大好き、いつもべったり一緒がいい!
という猫さんもいるかもしれないので、猫ならみんなそうだとは言い切れませんが・・・。


それでも一般的な意見として言いたいです。

「一人暮らしの家の猫はかわいそう」
なんてことはないっ!


猫にかわいそうな思いをさせるのは、「一人暮らし」が原因じゃない。

あなたの生活スタイル、猫に向き合う姿勢ですです。

猫にさみしい思いをさせているんじゃないか・・・と思って検索しているようなあなたなら、きっと大丈夫◎

あなたの猫はさみしくない◎

そう思います。

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