ペットは誰でも飼うことができてしまうけど、それでいいのか疑問に思ったことはありませんか?

ペットを飼うのは「その動物が好き」という大前提があるからで、正しい飼い方を勉強するだろうし、ひどいこともしないだろう、ペットの幸せをなによりも優先して考えるだろうと思いがちですが、そうでないこともあると思いませんか?

「虐待目的でペット飼う」という狂った人間もいるようですが、例えばそういう人が飼えないように制限したりするのもそうですし、そこまで極端な例ではないにしても、ペットを飼ってかわいがっていると「思い込んでいる」人に正しい飼い方を勉強してもらいたい!
「勉強なんかしなくても、好きなら飼えるでしょ?」と思っている人にちゃんと知ってもらいたい!

ペットを飼うための資格試験や、ペットオーナーになってからも最新のペット情報を勉強できる学校とかあればいいのに。
資格を持ってない人、勉強会に出ていない人はペットを飼えない仕組みを作ってしまえばいいのに。

そんなふうに思うことがあるのです。

えらそうなこと言いましたが、自分に猫を飼う資格があるのか、知識は十分と言えるのかどうかを含めて、「誰でもペットを飼える」今の世の中は、いい加減甘すぎると思いませんか?


目次

ペット飼う責任

「好きだから」「かわいいから」「欲しいから」
ペットを飼う理由は様々ですが、その欲求だけで飼う人はいませんよね。

子供の頃、ペットを欲しがって親に反対されたことはないでしょうか。
子猫や子犬を拾って帰って、そのまますぐに「よし!うちで飼おう!」という展開になる家庭は多くはないはずです。

「生き物を飼う」ということを、子供がどこまでキチンと考えられているか。
ペットの命の重さ、必ず別れがくるということ、世話をしてあげなければペットは生きられないということ、見た目の「かわいい」はいつか終わりがくること、天寿を全うできないこともあるということ・・・などなど。
とにかく「いいことばっかり、プラスの面ばっかり、じゃないんだよ」ということを子供に教えて、
責任と覚悟を確認しますよね。
それを聞いて、「それならいならい」という子には当然ペットは飼えないわけです。

子供は自分だけで判断することができないから、大人に教えてもらったり、大人に決めてもらったりする必要があります。
でも、それらを正しく教えられない大人もいるし、正しく判断できない大人もいます。
子供に教えることに限らず、大人になってから自分の判断でペットを飼い始めるときも同じことです。

人生には勢いも大事

などという人もいますが、ペットは勢いだけで飼ってほしくはありません。


シュミレーション

ペットを飼うということはどういうことなのか。
楽しい毎日を送る想像ばかりしないで、マイナスイメージをたくさんして、その子の一生をシュミレーションしてみてください。

子猫、子犬から飼い始めたとしたら、その子たちがオトナになるまで自分が『親代わり』になるわけです。
教えるべきことは教えなければなりません。
どういうことを、どう教えるのか、知っていますか?
叱らなければいけないこともあるでしょう。
どういうことを、どう叱るのか、知っていますか?
ペットは言葉をしゃべりません。
具合が悪いとき、ペットはどうするか、知っていますか?
「病院に連れて行って」というペットからの信号を、キャッチできますか?
自分の具合が悪くなってペットのお世話ができなくなったとき、どうしますか?
進学・就職・引っ越し・結婚・出産など、自分のライフスタイルが変わるとき、ペットはどうするつもりですか?
ペットが病気や事故でお金のかかる治療を必要としたとき、その費用はどうしますか?
もしもペットより自分が先に死んでしまったら、その後ペットはどうなりますか?

考え出したらキリはないし、すべてに明確な答えが用意できるわけではないけれど、「考えたことなかった」で済まされる問題ではありません。

そうなったら、なったときに考える

それでもいいですが、その姿勢はとても無責任に見えますよ。

やってみて「やっぱりだめだった」というのは通用しません。
一度はじめたら、どんなに想像と違おうが大変だろうが、中断することはできません。

シュミレーションなら飼う前にどれだけやってもOKです。
失敗したってOK。
やりなおし、リセットも効きます。

そこで自信を付けてからペットを飼い始めても遅くはないはずです。


無知がペットを傷つける

いざ責任と覚悟を持ってペットとの生活をスタートさせても、思い通りにならないことの連続です。
相手は生き物ですから、こちらの都合のいいようにばかりいきません。

「こんなときどうすればいいの?」
「こんなことしてるけど、どういう意味なの?」
「こうしてほしいんだけど、それって無理なの?」
など、教えてほしいことが次々に出てきます。

今は情報溢れる時代ですから、答えを探すのは難しいことではないでしょう。
なにが正しいのか、なにを信じるのかを判断する必要はありますが。

一番やってはいけないのが、
思い込みや無知でペットを傷つけること
だと思っています。

叩いたり、蹴ったり、ごはんをあげなかったりすることだけが虐待ではありません。
ペットが嫌がること、病気になってしまうようなこと、寿命を縮める行為などは、すべて虐待だと思っています。

「昔からこうしてたから」「あたりまえだから」「知らなかったから」「よかれと思って」
そう言いたい気持ちはよくわかります。
自分もそう言ってごまかしている部分がないわけではありませんし、知らないことはたくさんあります。
でもここで、それを言い訳にして開き直ってはいけません。

「昔」はそうだったかもしれないけれど、今はどうなっているのか知ろうよ!
「あたりまえ」でごまかさずに、なぜだか考えてみようよ!
知らなったのなら知ろうよ!
教えてもらおうよ!
間違わないようにしようよ!


知人の話

なぜこんな話になったかというと、自分のことを棚に上げてですが、ペットに対してひどい態度の知人がいるのです。
はっきり言って、その知人にはペットを飼う資格がないと思っています。
その人に読んでもらっても構わない、いやむしろ読んでくれ!くらいの気持ちで書きます。

知人は犬を2匹飼っています。
同じ犬種で1匹はペットショップから購入した犬、もう1匹は保護した犬です。
保護した犬は、見た目の問題から売りに出されず、劣悪な環境で飼育されていた子だったと聞いています。
そのせいか、しつけが難しく、とてもやんちゃな子のようなのですが・・・いつも話を聞くたびに、その子を虐げた言い方をするのが気になって(不快で)仕方ありませんでした。

まず、その子を【廃棄犬】と言うこと。
そんな言い方ありますか!?
冗談でもやめてほしいです。
名前で言えばいいし、名前を知られるのが嫌なら「後から来た子」とか、せめて「保護した子」とか、もっとまともな言い方があるでしょう?
その子を飼う経緯を話す上で、たまたまそういう表現が出てきただけならまだしも、主はもうその子の話は何度も聞いているし、存在も知っているのに、【うちの子】と【廃棄犬】と表現するのです。

もうそれだけで、ペットオーナーとしての資質を疑ってしまいます。

それを聞くだけで虫唾が走るので、知人とペットの話をするのは避けているつもりなのですが、時々聞く話の中でも、2匹の区別・・・というより差別はひどいものです。

そうは言ってももちろんかわいがってはいるし、お世話は差別なくしているはずです。
(見ていないのでわかりませんが)

それだけなら、愛犬を【廃棄犬】と言う知人の品格が下がっただけで終わる話でした。

つい先日のことです。
知人が、魚肉ソーセージのことを『犬のエサ』と言うので、また品のないこと言ってるな~と思っていたのですが、どうやら本当に犬にあげていると言うんです。

人間用の魚肉ソーセージを!?

たまに少量、自分が食べているのをおすそ分けするくらいなら『あるある』だと思いますが、それだって「ホントは良くないんだけどね~(てへぺろ)」とか言いながらあげてるわけじゃないですか。

それなのに知人は・・・

主が「人間用はよくないんじゃない?」というと、「だって大好きだよ?」って。

そりゃ~好きでしょうよ。
あげたら食べるでしょう。

食べるから好き。
欲しがるからあげる。

そうじゃなくて。
塩分とか、そういうことを心配して言ってるわけですよっ!

だって」じゃねえよ。

自分の娘には、保存料が怖いから加工肉は食べさせない

とか言ってる人が、愛犬には人間用ソーセージをバーンと与えてしまうんですね。
どうかしてるよ。

でも昔は猫だって猫まんま食べてたでしょ?」って。
そうですよ、昔はね。
でも今はそれがよくないってわかってきたから、知ってる人はやってないでしょ?
evaは食べたことないでしょ?
昔あたりまえだったことでも、違うとわかったら、続けてやってる人はいないでしょ?

でも」じゃねえんだよ。
今関係ないよ、その話。

そして友人は追い打ちをかけたのです。
書くのもおぞましいです。

「ホワイトデーにもらった高級チョコをお風呂上りに食べようと思ってたらなくなっていて、娘か旦那が食べたのかと思ったら、犬が食べてしまった」

と言うのです。
そんなずさんな管理で、よく犬を2匹も飼ってるなぁと、もう呆れを通り越して、本気で2匹のワンちゃんが心配です。

それで、チョコを食べてしまった愛犬の心配をするのかと思ったら、

「高級チョコなのに信じられない!わたし1個も食べてないのに!!

と続けたのです。

さすがにキレましたよ。

わたし食べてないのに、じゃねえよ。犬がチョコ食べたら死んじゃうって知らないの!?」

って。
そしたらなんて答えたと思いますか?

「意外と死なないよ。もう何回も食べてるけど」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

言葉が出てきません。
涙が出そうです。
怒りで震えてしまいます。

こういう人に犬を飼う資格があるんですか?
こういう人が犬を飼っていいんですか?

以前、散歩中の飼い犬に思い切り蹴りを入れた女が逮捕されたニュースが話題になりましたが、それと大差ないと思うのですが。

知人は愛犬を殺そうとして人間の食べ物をあげたり、チョコを食べさせたりしているわけではありません。
わざとではないのです。
しかし、無知は無知でも「聞いたことがなかった」「知らなかった」のではありません。
中途半端な知識だけど、「知っていた」はずなのに。

しかも主が思いっきり怒ってるのに、「なに熱くなっちゃって」みたいな態度です。

ふぅ。。。

たしかに熱くなって長々と語りすぎました。
すみません。


ペットオーナーの免許・講習会システム

主もえらそうなことは言えません。
ペットについては知らないことがばかりです。

今はよしとされていることも、この先研究が進んでいったときに「実は間違っていた」とわかることもたくさん出てくるだろうと思います。

うちは独自の見解からお散歩猫にもしているし、他にも自分に都合のいい解釈をしていることも多々あると思います。

だからこそ、自分の意見は絶対だとは思ってないし、反対意見にも耳を傾けようと思っています。
知らないことは教えてもらったら感謝するし、誰かが間違ったことをしているようなら注意もします。

そうやって少しずつでも情報や意見を交換して、正しい知識を得たり、ペットが住みやすい環境を作っていくことが大事だと考えています。

そう言ったら、おそらく知人はこう言うでしょう。

「そんなに四六時中ペットのことばかり考えていられないよ!」

だからあなたにはペットを飼う資格がないと言っているんだよ。

こういう人ほどペットについて勉強などしないし、知識を得ようだなんて思わないものです。

だからこそ、
ペットを飼う前に試験をして免許制にするとか、
オーナーになってからも定期的に講習会などに出て勉強するとか、
そういうことを義務付けてしまえばいいのに、と思う主なのでした。

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ご清聴ありがとうございました。



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