6月の<おしっこチェックの日>がやってきました!

毎年6月はバタバタしがちなので、「あっという間」と感じそうなものですが、逆に遅く感じます。
忙しいわけではないのですが、やるべきことが多いので、振り返る記憶が多いせいなのかな。

とはいえ、今年も半分終わってしまうのかと思うと・・・そこはやっぱり「あっという間」です。

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<おしっこチェックの日>とは、
メディファス・おしっこチェックPROJECT』が毎月22日に設定している、愛猫のおしっこチェックを促す日のことで、下部尿路疾患の早期発見につながると思い、主も賛同しています。
※【メディファス】は、キャットフードメーカー『ペットライン』の下部尿路の健康ケアブランドです

おしっこチェックについての詳しいお話はこちらから↓
過去記事:にゃんにゃんにゃんこの日は<おしっこチェックの日>でもある


では今月もみなさまに、evaのおしっこを見ていただきましょう。

①回数と量
量は32ml
回数は、2回。

32mlは計測史上一番多いです。
計測当初は20ml下回っていたこともあったので、いい傾向かなと思います。

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②色・におい・沈渣
色は少し濃いような気もしますが、異常を感じるほどではありません。
においは特になし。
結晶はありません。

③おしっこ時の様子
普段どおり。

④pH
『メディファス』のpH試験紙は終わってしまっているので、
『ねこのきもち はちこのおしっこチェッカー』を使います。

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pH6.4
安定。
写真を先月のものと貼り間違えても気が付かないレベルに安定しています。


今回の<おしっこチェック>も【異常なし】です◎


併せて読んじゃおう!
ストルバイト尿石症と末端軟便カテゴリー:




ストルバイトevaちゃん<ストルバイトとかつお節>


先日かつお節削り器の記事で、<ストルバイトとかつお節>の関係について少し話をさせていただきましたが、サークル内のコメントで数値を計算してみたので、メモ代わりにこちらにも書いておきます。



ストルバイト尿石症の原因は、おしっこ中にマグネシウム・リン・カルシウムなどのミネラル成分が増えることと、おしっこのpHがアルカリ性に傾くことです。
酸性に傾くと、シュウ酸カルシウム結晶ができ、シュウ酸カルシウム尿石症になります。

ミネラルは必要なものなので、全く摂らないというわけにはいきませんが、摂りすぎは禁物です。

では、どれくらいの量が「摂りすぎ」になるのか。

そこが一番気になる部分ですが、個体差もあるし、ネットで調べていてもなかなか「何グラム」とはっきり教えてはくれません。

成猫用キャットフードの基準では、マグネシウム含有量は0.04%以上と決められており、たいていのキャットフードは0.1%以下になっていると思います。

evaが食べている下部尿路疾患用の療法食である、こちらの


『ヒルズ メタボリックス+ユリナリー コンフォート』では、マグネシウム含有量は0.074%になっています。

evaはこのフードを1日40g食べるので、フードから摂取しているマグネシウム量は30mgほど。

マグネシウム0.1%の通常食だとしたら40mgになるので、10mgくらい制限していることになります。

※下部尿路疾患療法食の役割は、マグネシウムの制限だけではなく、pHコントロールにあります

evaの体重(3.7kg)でのマグネシウム摂取の適正量は30~40mgくらいなのかな、ということが漠然とわかりましたね。


では、かつお節に含まれるマグネシウムはどれくらいなのかというと、0.07%です。

かつお節を削って削り節にしたら、ペラペラふわふわで重さがないことはよくご存知かと思います。
ですので、実際の量(g)となると、
人間用の削り節小分けパックが、1袋あたり2gくらいのものが多いので、あの小分けパック1袋を与えたとして、2g中の0.07%ですから、マグネシウム量は1.4mgになります。

思ったより少なくないですか?

わが家の場合、かつお節を一度に2gもあげることはありません。
多くても3日に1回、1g程度のものです。

数値だけみると、ほぼ誤差範囲ですよね。

フードの他に、どんぶりいっぱいの削り節を毎日食べていたら、それはもう「摂りすぎ」に値するでしょうが、ふりかけとして使ったり、おやつとして少量(数g)食べているだけなら、「摂りすぎ」という量ではなさそうです。


でもたぶん、「誤差範囲なのだから毎日食べても問題ない」という簡単なことでもないのだと思います。

他のミネラルとのバランスだったり、そのミネラルが溶け込んでいるおしっこの量とpHもとても大事なんだと思います。

そろそろ細かい話は飽き飽きだと思うので、軽くイメージだけお伝えすると、

マグネシウムの量は同じであっても(少し摂りすぎたくらいでも)
①水分(おしっこ)がたくさんあればマグネシウムの濃度は薄くなりますが、
②水分が少なければ、尿中マグネシウム濃度は高くなってしまいます。

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手書きですみませんw

濃度が高くなって密になればなるほど、ミネラルが溶けきれなくなって結晶化リスクが高まるでしょう。

また、おしっこのpHが、結晶ができやすくなるpH(ストルバイト:アルカリ性、シュウ酸カルシウム:酸性)側に傾いてしまえば、ミネラルの量・おしっこの量に関わらず結晶化してしまいます。

もちろん絶対的な量が少なければ、結晶ができたとしても結石(結晶が集まって塊になったもの)にはならず、おしっこと一緒に排泄されて問題にはならないのでしょうが。


このように、マグネシウムだけでなくミネラル全体の量とバランス、おしっこの量とpH、
と様々な要因が合わさって尿石症という病気になるのですから、かつお節だけを悪者のように言うのはやめたほうがいいのではないかな、と思った次第です。


evaはおしっこの量がとても少ないので、それだけでも尿石症リスクが高いです。
おしっこの量(水分摂取量)を増やすのは簡単ではないので、ストルバイトを予防するには、

①マグネシウムを摂り過ぎないこと
②おしっこのpHをアルカリ性にしないこと

がとても大切になってくるわけです。

療法食はpHをコントロールしてくれる働きがありますが、evaのようにフード以外にかつお節やおやつを食べたり、別フードを混ぜたりしていたら、その効果は十分には発揮されないでしょう。

※尿石症の治療中は療法食以外食べることは厳禁です
(evaは予防的に療法食を食べているので、その辺は大目にみてあげてください)

それでもずっとpH6.4を保ち、おしっこに結晶が出ていないということは、やっていることは間違ってないんじゃないかと思っていますよ。


前にも書きましたが、かつお節に含まれている塩分はごくごく少量です。
人間がかつお節を食べるとき、必ずしょう油(ソース)と一緒に食べることからも想像つきますね。

猫用に減塩したものがあるので、もちろんそちらを選ぶに越したことはないと思いますが、かつお節の塩分量はあまり気にする必要はないはずです。
水分摂取量を増やすために、わざとフードの塩分濃度を上げているメーカーもあるくらいなので、人間用のかつお節を猫にあげていても、目くじらたてて怒るようなものではなさそうです。


専門家でも得意分野でもないので、間違った考えをしている点もあると思うし、なにより個体差があることなので一概には言えないと思いますが・・・と責任逃れ的なことを最後に言っておきますね。


今回は最後まで、eva出てきませんでしたね。



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